お侍ちゃんが滑ったっ!

盛大に滑りまくるネタ日記集。※芸人のお侍ちゃんではありません。

ちんちん電話

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悲劇は1本の電話から始まった。


新入社員の頃の仕事と言えば電話番。
3コール以内で電話を取ることが目標。

最初はしどろもどろしていたけど
何日も経てば電話対応の要領も分かり、
何とか電話番の仕事をこなしていた。


とある日、1本の電話。


お侍♂「株式会社〇〇です。」

相手♀「ちんちん」

お侍♂「もしもし?」

相手♀「ちんちん?」

お侍♂「もしもーし?」

相手♀「ちんちーん?」

お侍♂「もーしもーし?」

相手♀「ちーんちーん?」



( ³ω³)ファッ



こういう場合、どう対応すればいいか
新人研修のとき習わなかったぞ!!!😡


声の主は女性だ。
いたずらなのか?


一度、受話器を耳から離し、
ちんちんちんちんと声が漏れる
受話器を見つめながら固まってしまった。

すると

受話器を見つめて仕事放棄しているお侍を
遠目から見ていたお局様が見つけ大激怒。


一旦電話を保留し、お局様の説教をくらった。


「新人は電話対応くらいしか
 できないんだから最低限の仕事をしろ!」

とか、

「これだから最近の若い者には
 安心して仕事を任せられない!」

とか、

「何があっても臨機応変に対応する!
 お手本を見せるから見てなさい!」

などなど。


お局様からとてもありがたい
お言葉を頂きましたので

「勉強させて頂きます!」

と伝え、メモとペンを持ち、
お局様の前の席に移動。


電話の内容は伝えてなかったので
しどろもどろした本当の理由は
お局様はわかってない。

お局様がどう対応するのか
お侍は非常に興味をもってしまい
じっとお局様のことを見つめた。



お局様「大変お待たせしました。ごようけ・・・」

相手♀「ちんちん!」

お局様「( ³ω³)・・・」


お局様がハングアップした!!!


でも、俺は固まってるお局様を
真剣な眼差しで見つめメモをとる。

φ(・ω・`)メモメモ

お局様は俺の眼差しに耐えきれず
急に泣き出しどこかに行ってしまった。


うぉい!仕事放棄すんな!💢


受話器からは相変わらず
ちんちんちんちんと声が漏れている。


ん?


よくよく聞くと

「チンチン サトウ(仮名) プリーズ!」

と言ってるような気がした。


.....✍(・∀・*)ナルホド


アテクシ新人なので周りにいる方の
名前は完璧に覚えきれていませんが、
この職場には、

ちんちん佐藤(仮名)

という、とても高貴なお名前の方が
いらっしゃるのですね!!(違


佐藤、佐藤。。。


あ、飲んだくれのおっさんが
佐藤(仮名)という名前だったかも!

そのおっさんなら知ってる!

窓際で茶をすすってる
ちんちん佐藤(仮名)捕まえ
電話を変わってもらった。


電話を切った後
電話主はちんちん佐藤(仮名)が
お気に入りのフィリピンパブ嬢
だったということが判明。

このおっさん
日本に来たばかりの娘に
もしもしをちんちんと教えてたみたい。


その一件から
お侍はみんなの注目を浴びていた。


頑固なお局様を泣かした新人。


おかげでお局キラーという
アダ名がついてしまった。

その翌日から、お局様は会社を休み
しばらく経ったあとに会社を辞めた。

お侍起因でやめた感じになってるけど
ちんちん電話のせいです!とは言えず、
黙秘権を貫き通したのでした。


おわり。